「秘書教育にどのぐらいの期間がかかりますか?」
というご質問をよくいただきます。


私の主観的な考えではありますが、
「3年」がひとつの目安だと考えています。


これは、秘書の人が黙々と本を読んだり、検定をうけたりして
ひとりで黙々と勉強をすれば一人前の秘書になれるということではありません。


この「3年間」というのには、条件があります。


① 担当役員(補佐する方)からの理解がある

② 周囲のサポートがある

③ 秘書スキルを高めることができる環境がある


この3つが揃っていないと、
「3年間」の間で著しい成長というのは難しいでしょう。


わかりやすく言うと、


①は、担当役員(補佐する方)が、秘書に成長してもらいたいと思っていること、

②は、担当役員だけでなく、統括するマネジャーや人事部など他部門からのサポート、
周りの秘書からの理解 (じつは、これが一番難しい場合も・・・?!)があるということ、

③は、実地でスキルを磨いていくことができる場(=仕事)があるということ、


です。


この3つの要素があれば、
「3年間」でグンと成長することが可能だと思っています。


いつもセミナーで、次のことをお伝えしています。


これからは、3者(経営層・秘書統括する方・秘書)が【共同創造】していく時代。

みんなで考えていくことが大切である。


秘書にもうすこし活躍してもらいたいと思うのならば、

まずはどう育成していくのか、そのプランを考えることから始めなければなりません。


大切なことは、

そのプランに、3者の「思い」がきちんと入っていること。

誰か1者の独りよがりのプランになっていませんか? 


英語の表現で、「We are on the same boat」というものがあります。


「みんな同じ船に乗っている」



4月から女性活躍推進法が施行され、

今、それぞれの船は船着き場から離れ、航海に入りました。


どの企業の方たちも「職場での秘書教育」について試行錯誤の状態です。


多くの企業の方たちは、「船着き場から離れたばかり」。


ところが、なかには船がスイスイと進むように「羅針盤」をすでに手にした方もいらっしゃいます。

帆を広げ、大海原へと航海を進めはじめました。


その「羅針盤」を手にした方たちの話しを伺っていると、ある共通点があります。

どんなことだと思いますか? 


それは、「一度足並みを揃える」ということ。


つまり、「それぞれ(3者)の考えや意見、本当の気持ち(本音)を確認する」作業を

インタビューやヒアリング形式でおこなっています。


そのインタビューやヒアリングは、秘書を統括・マネジメントする方、

そういう立場の方がいらっしゃらない企業は、先輩秘書がおこなっています。


「3者で共同創造する」プロセスに入っているわけです。


秘書がプロフェッショナルな秘書へと成長する「3年間」を

長いと思うか、短いと思うか、それは人それぞれでしょう。

私は今、さまざまな企業様の秘書室の「羅針盤」づくりのお手伝いをさせていただいています。

それぞれの企業様に最も適した「羅針盤」を一緒につくりあげていくことは
この上ない喜びです。

皆さんの企業の秘書室の「羅針盤」は、どのようなものでしょうか?

もう明確になりつつありますか?