社内での飲み会には誘われたら参加し、
社外の会合や飲み会には率先して参加するなどして、
躍起になって人脈を広げようと努力をしている人がいます。

人脈をつくろうと思えば思うほど、うまくいかない・・・。

そんなパラドックスを感じたことはありませんか?


12月のある日。

イギリス人の同僚が、こんなことを言ってきました。

「日本人は、アフターファイブがとても忙しそうだ。
12月になると毎日のように飲み会があるようだけれども、
本当にいかないといけないものばかりなのか?」

私は、忘年会について説明をしたところ、
次のように話しが続きました。

「みんな熱心に忘年会や異業種交流会に参加して、
人脈をつくろうとしているけれど、
人脈はつくろうと思えば思うほど、うまく作れないもの。
それよりも、自分が魅力的な人材になって周りの人に知られ、
声をかけられるようになれば、自然と人脈が広がっていくんだよね。
外に目を向ける前に、自分の中を見る。その大切さがわかるといいのに」

誰からも「知られる」存在になっていくと、
人脈も自然と広がっていくというわけです。

まずは、自分が、社内の誰からも「知られる」存在に
なってしまうことが早道なのかもしれませんね。

そのためには、
周囲から「声をかけられる存在」になることを
意識してみる。

「あの人に聞いてみたい」
「あの人と話しをしてみたい」
「あの人に逢いたい」

というように、周囲から
「気にかけられる存在」になる。

人脈づくりの極意は、
とてもシンプルなのかもしれませんね