さて、昨日に続き「変わりゆく秘書の働き方」についてお話ししたいと思います。
この数ヶ月の間、新たな動きがでてきているとお伝えしました。
今日は、その新たな動きとして、
2つ目のトピック「専門職としての秘書」についてお伝えします。
まず、質問です。
「秘書は専門職だと思いますか?」
どう思われるでしょうか?
このシンプルな質問に対して、即答できる人は少ないのではないかと思います。
「専門職だと思いたいけれど、実際の仕事の内容をみてみると、とてもそうは言いきれない」
「上司や周囲の人たちが専門職として秘書を捉えてくれない」
などという声が、現役の秘書の方から聞こえてきそうですね。
これまで日本では、「秘書=専門職」という認識が薄いのが実状でした。
その認識はあまりない・・・
いえ、ほとんどない・・・
といったほうがいいかもしれません。
ところが、最近、「秘書=専門職」という意識の高まりを感じる出来事がありました。
私のもとにこんなお問い合わせが増えてきているんです。
「御社が育成したプロフェッショナルな秘書を紹介していただけませんか?」
こういったお問い合わせの数は、増えゆくばかりです。
これは、どんなことを意味しているのでしょうか?
残念ながら、秘書の人材派遣はおこなっておりませんので、
丁重にお断りしているのが現状ではありますが、
私にとって、この流れは、とても嬉しいことです。
なぜなら、「プロフェッショナルな秘書」を雇いたいという
人たちが増えてきているのをつよく感じるからです。
簡単な補助的な作業をしてくれる秘書ではなく、
専門的な知識をもったプロ意識のある優秀な秘書を雇いたい。
そう思う人達が、実際に増えてきているのです。
つまり、周りの人たちの意識も変わりつつある、ということです。
これは、女性活躍推進法の施行や、少子化の影響など
社会的な要因が大きいのは言うまでもないでしょう。
秘書をとりまく周りの人たちの意識が変わっていうことで、
秘書の働き方も変わっていきます。
時代に合わせて秘書自身も働き方を変えていかないといけませんが、
周りの人たちの秘書に対する意識も変わっていくことで、
双方のコミュニケーションがより円滑になっていくことは、
素晴らしいことです。
「周囲」の「秘書」に対する見方が変わってきている。
それを、今日はお伝えしたかったんですね。
なぜなら、この周囲の秘書への視点の変化というのも、
秘書の働き方へ大きな影響を及ぼすからです。
いかがでしょうか。
皆さんは、どう思われますか?
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